型番はARC-7005となりますが、輸入盤紙ジャケット仕様となります(原盤はTRI-1006となります)。帯は元々ございません。
内容は言わずもがな。
基本Donella Del Monaco(声楽家)、Alfredo Tisocco(ピアニスト・作曲、オーケストラ指揮・アレンジ)、Giorgio Bisoto(哲学者)、Renato Marengo(プロデューサー)によるユニットでございます。
制作には、Luciano Tavella(Flute)、Enrico Professione(Violin)、Pieregidio Spiller(Violin)、Riccardo Perraro(Viola)、Pierdino Tisato(Ds)、Tony Esposito(Per他)他の参加がございます。
正直、ロック音楽やプログレッシヴ・ロックという分野の音楽で解釈するには違和感が伴うものの感がございます(かの”Third Ear Band”にも言える事でございますが............................)。
どちらかと言えばクラッシック室内楽や(ロック等のポピュラー音楽登場以前の過去で言う)大衆音楽を前衛・現代音楽解釈をし、
現代音楽絡みでロック音楽等の要素を加えた感のある音楽性でございます。
冒頭から強烈な前衛音楽ではございますが、(その後も前衛性が登場致しますが)クラッシック室内楽や(ロック音楽等のポピュラー音楽登場以前の)大衆音楽のメロディアスさが耳を惹くものでございます。
また、コンセプトがある模様で、「心を病む女性の心理回顧録」という感がございます。
当時イギリスのみならず、ヨーロッパ圏やアメリカ等に吹き荒れたロック音楽のアート解釈/プログレッシヴ・ロックの嵐の中で起こった「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・ルネサンス」の中で、
音楽境界線の曖昧な所から登場した感がございます。
あっけなく閉鎖したレーベルからのリリースであった事からも伺えるものでございます。
バンド名の由来からも、そもそも前衛と伝統の融合という音楽的コンセプトを基とするユニットでございます。
そこが当時のムーヴメントに引き上げられた理由ではなかろうか?と存じます.................................................
基本がロック音楽ではない事を前提として聴かれると、理解し易いかと存じます.................................
現在では入手が困難。この機会に是非。