オリジナルのスカイラインR32 GT-Rとはどのようなクルマだったのか。
狙ったポテンシャルを発揮させるべく開発陣が仕掛けたメカニズムは、どのようなものだったのか。
20世紀を飾る偉大な名車と讃えられるにふさわしいクルマのメカニズムにスポットを当て、その各パーツを深く掘り下げ、多くの写真とともに掲載しています。
折しも、NISMOから「restored car」のプロトタイプも発表された昨今、この時代を超えた名車にマニアの熱い視線が注がれています。
本書は、これまではチューニング視点のメディアが多かった「R32 GT-R」という稀代の名車の、オリジナルメカニズムを理解するための良書です。
●NISMOから発進! 再生新車 R32GT-Rの本気度をチェック
●Skyline R32GT-R Driving Impression
●Skyline R32GT-Rを知るためのエンジン構成パーツ カットモデル編
●Skyline R32GT-Rを知るためのエンジン構成パーツ エンジンスタンド上の実機モデル編
●第1章:エンジン構成パーツ解説
・シリンダーブロック
・シリンダーヘッド
・シリンダーヘッドガスケット
・ピストン/ピストンリング
・ツインターボチャージャー
・6連スロットルチャンバー
・インタークーラー/インテークマニホールドコレクター
・エキゾーストマニホールド
・タイミングベルト/補機ベルト
・クラッチ
・トランスミッション
●第2章:エンジン集中制御システム解説
・燃料噴射制御システム
・点火時期制御システム
・NDIS
・過給圧制御システム
・潤滑制御系統
・冷却制御系統
・アイドル回転制御/エバポ/ブローバイガス制御
●第3章:可変トルク配分を司るパーツ解説
・オンデマンドトルクスプリット4WD
・リアファイナルドライブ上に乗る物体は?
・多板クラッチとチェーンの組み合わせ
・オイルポンプでディスクを潤滑
・オイルパン一体構造のフロントデフ
・ATTESA E-TSとABSのコラボ作業
・フロント周りのステア機構と駆動機構
・リア周りの位相機構と駆動機構
・ATTESA E-TS4WDのパワートレーン
●第4章:サスペンションの各機能パーツ
・時代をリードした転舵と上下分離の発想
・アッパーリンクの支持点はボディ側にある
・効果倍増、マルチリンク+スーパーHICAS
・HICAS+DARSで後輪を制御する
・HICASのロッドはわずか3mm動くだけ
・外されたピンホールディスクローターの目論見
●いま現実的なフルレストアを考える
●GT-Rを世に送り出した二人の開発主管の物語 ~故桜井眞一郎と伊藤修令氏~
●S&SリミテッドVersionの製作者が語る RB26DETTエンジン/ATTESA E-TS/SUPER HICAS 魅力と弱点
●約4万3000台も生産されたR32GT-Rはどこにいった?
●HKSからの提案 パワーとエコを両立させた“アドバンスドヘリテージ”エンジン
●HKSのエンジンムービングパーツ製造に対する拘り
●日産工機のワークスエンジンに挑んだ“HKS SKYLINE”の物語
●GT-R NISMOはベース車両 ~Gr.Aレースマシン仕様の変更点~
●Technical Data
出版社:スタジオタッククリエイティブ
発売日:2021/6/10
言語:日本語
単行本:208ページ
ISBN-10:4883938921
ISBN-13:9784883938926
寸法:26.3 x 18.5 x 1.6 cm
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