ヴィルヘルム・ケンプ/
1950's・コンプリート・コンチェルト・レコーディングス
ケンペン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ミュンヒンガー指揮
シュトゥットガルト室内管弦楽団
コンヴィチュニー指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
フィストゥラーリ指揮
ロンドン交響楽団
クリップス指揮
ロンドン交響楽団
ケンプが1950年代のモノラル期に、DGとDECCAに録音した協奏曲をすべて網羅したセット。
詩情豊かな独自の表現に加え、技巧の冴えを武器に活躍していた壮年期の巨匠ケンプの魅力を味わうアルバムです。
まずは、コンヴィチュニーとのブラームス第1番が、その気宇壮大でロマン濃い表現がたまらない名演。
ベートーヴェンのコンチェルトも、後のステレオ再録音に比べ、ケンペンの指揮ともどもより豪壮。
ミュンヒンガーとの顔合わせが興味深いモーツァルト、
ケンプ壮年期のヴィルトゥオーゾぶりを伺わせるリストも注目です。
①モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271『ジュノム』
②モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K.450
③ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 op.15
④ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 op.19
⑤ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 op.37
⑥ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 op.74『皇帝』
⑦ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 op.58
⑧ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 op.15
⑨シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 op.54
⑩リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124
⑪リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調 S.125
ヴィルヘルム・ケンプ(p)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/
指揮:パウル・ファン・ケンペン(③-⑦)
シュトゥットガルト室内管弦楽団/指揮:カール・ミュンヒンガー(①②)
シュターツカペレ・ドレスデン/指揮:フランツ・コンヴィチュニー(⑧)
ロンドン交響楽団/指揮:アナトール・フィストゥラーリ(⑩⑪)、
ヨーゼフ・クリップス(⑨)
録音:1953年~1957年
コンディション良好。