
前回、入札された方が締め切り直前でキャンセルされ、キャンセルを受け付けました。今回は2000円下げて再出品します。
当方、20年前まではハイエンド志向でしたが、その後ビンテージフルレンジ(40〜60年代)にハマり、あるきっかけから、同時進行で80年代の若者達が使っていたようなスピーカーで、当時の歌謡曲、ロック、ポップスなどを聴いております。
そのきっかけは、ある日オーディオ仲間の家に訪問したところ、彼の部屋が80年代のオーディオ機器でいっぱいになっていたのです。
彼のメインシステムは英国LINNのフルシステムです。私もLINNの信者でその当時3種類あったスピーカー(KAN、SARA、DMS)は全て所有していました。
とても音の良いものですので、それがあればそんなものいらないだろうと私は言ったのです。
ところが、LINNはJ popを聴くとつまらないというのです。
そこで、その日は1日中、LINNのフルシステムと80'sの若者達が使っていたようなシステムとの聴き比べをしたのです。
私はとてつもなく驚きました。
まさに彼の言う通りだったのです。
80年代の国産のほうが躍動感に富み、LINNはどこかセーブしているように感じます。もちろんLINN製品は素晴らしいですが、その高級な音質が仇になる音楽があるということです。
彼の部屋で複数のスピーカーを聴いてるうちに、私なりに1つの方向性が見えたのですが、
それは、ウーファーは20センチに満たないものが面白いということです。
しかし、あの頃は総じて大型スピーカーが多く、エントリーモデルでも20センチを超えるウーファーの2ウェイがほとんどでしたので、私のターゲットはミニコンポ用のスピーカーということになりました。それ以外に選択肢がないのですが、これが大当たりでした。
80年代初期のミニコンポ用スピーカーを次々とコレクションし始めました。また、上位モデル(20センチ以上のウーファーのマルチウェイのスピーカー)も手に入れての比較試聴が私の楽しみになったのです。
友人の家で聴かせてもらった時にもう結論は出ていましたが、上位モデルよりもミニコンポ用スピーカーのほうが断然良いです。ただし、クラシックのような音楽は一切聴いていませんので、あくまでも昭和歌謡やシティーポップ、めんたいロック、90年代くらいまでの洋楽などでの話です。
今回出品するPS33はオンキョーのミニコンポradian用のスピーカーです。
この時代の日本のメーカーは、数字上で、できる限りの広帯域を目指していました。これが良くも悪くも、この時代のスピーカーの個性となっています。80年代も後半になると、ヨーロッパ製品のような上も下も欲張らない中庸を心得た、ある意味大人なスピーカーが多くなっていった気がします。
つまり、80年代初期のミニコンポは、完全に若者をターゲットにしたもので、当時の若者にとっては、この音こそが当時の歌謡曲の音であり、シティーポップの音なのです。
ps33は数多く所有した当時のスピーカーの中でも、ワイドレンジ、ハイスピードで、反応速度が良いです。その為聴いている時の楽しさは特別で、気持ちも若返ります。
以下に携帯のメモ機能に残していた、PS33のインプレッションをコピーしておきます。
迫力やスケールの大きさ、音数の多さに感動してしまう。フルレンジのモノラルだと、もっと小口径のほうが良いと感じるが、それは高音に僅かに不足を感じるからに過ぎない。ツィーター付きとなると16センチウーファーは完璧である。これは手離せない。
小音量でも情報量が損なわれず、魅力は失われない。夜の小音量すごく良いですねー。気持ち良過ぎて寝そうになりました。
別の日
おおきい音での安定感が凄い
低音の音階が正確高音のキレ込、ボーカルも
この疾走感はなんだ
今までで一番だぞ
オーディオ界どーなってるんだ
ベース音すごい。
高級オーディオはエネルギーを失っているのでは?
ロックやポップス、歌謡曲をメインに聴いておられる方には、かなりおすすめのスピーカーです。
エッジが布エッジですので、これからも永く使えます。
お好きな方よろしくお願いします。