半年ちかく動くこともあれば、5分もたたずに止まることもあります。
うまく調整できれば稼働しますが、後述のごとく大変デリケートなのでジャンク出品といたします。ご理解いただきNC,NRを条件にご入札下さい。
光星舎の電磁時計は昭和の中期に一世を風靡し、当時の国鉄からNHKなど、最も正確な時計を必要とする業界を総なめにしたものです。
本機は、報時親時計T-2型というモデルで、オークションに時々出品されますが、稼働品はとても希少です。
出品モデルは、時計の機能しか使わないので、親時計として信号を送り出すための機構部分を全て取り外し破棄していますので、その点オリジナルではありません。
時計部分の部品は正しく機能する状態にあります。
時計部分は、極めて単純な機構ですが、恐ろしくデリケートで調整に難儀します。
スペックが無いため、カットアンドトライで調整するしかありませんが、うまくできれば高精度で動きますが、ある日止まる事もあります。
調整は、この時計の心臓部分である、接点と、その接点を駆動するガンギと送り爪の3点のバランスだと承知しているのですが、私の技量ではポイントがつかみきれません。
発送に際して、振り子を取り外しホルダーに止めた状態(写真参照)でお送りします。
ホルダーに振り子を止めている下部のネジをゆるめてから振り子を取り出してください。
時計の掛け方にも大変神経質なので、くれぐれも水平、垂直を正しく管理する必要があります。掛け方も時計の止まる要因の一つです。水平の調整はケース内下部の左右のビスで壁との隙間の調整ができます。
振り子の取り付け方は文字盤の右はじのロックを外すと文字盤が開きますので、写真を参考に振り子をセットしてください。ここで振り子を静かに振らせてテストされることをお勧めします。
稼働すれば、一度振り子を止めて、文字盤を戻し、ロックした後、時刻を設定、静かに振り子をふらして下さい。文字盤にも記載されていますが、逆に回すと壊れる可能性大です。ご注意下さい。
ご理解のある方に落札していただけることを願っております。