78年7thアルバム。「2112」より目覚めた大作主義が今作により成熟したと言ってもいいRUSHを代表する作品。前作「A FAREWELL TO KINGS」のラストに収録された"Cygnus X-1 Book I: The Voyage"の続編である6部構成の"Cygnus X-1 Book II: Hemispheres"で幕を開け、いきなり圧巻の大作志向をまざまざと見せつける。さらにRUSHインスト曲の最高峰と言える"La Villa Strangiato"で幕を下ろす。まさにプログレッシヴなRUSHの傑作中の傑作。