【WAREHOUSE Lot DD-2001 T-BACK STYLE/サイズ40】
■ 「時間の経過までも再現する」──ウエアハウスという哲学
1995年に大阪で創業したWAREHOUSE & CO.(ウエアハウスカンパニー)。
創設者の塩谷陽一・昌宏兄弟は、アメリカンヴィンテージの実物研究を通じて、単なるリプロダクトではなく“経年変化そのものの再現”を掲げました。
その理念は「古着のコピー」ではなく「時間の写し取り」。
当時の縫製仕様、糸の撚り方向、染色のムラ、旧式力織機によるテンションの弱い生地──
すべてを“当時の空気”のままに再現し、デニムが時を刻む過程を現代に蘇らせることを目的としています。
■ 日本デニムカルチャーの礎として
1990年代、いわゆる“レプリカデニム黎明期”を牽引したのが、
**林芳亨(Denime)/辻田幹晴(Fullcount)/山根英彦(Evisu)/塩谷兄弟(Warehouse)**といった、日本を代表する職人たちでした。
彼らが築いた動きこそが、現在の国産デニムカルチャーの基礎。
その中でもウエアハウスは、素材・縫製・エイジングを科学的に再現する独自のアプローチで突出した存在となります。
その技術力は他ブランドからも評価され、
NIGO氏のHUMAN MADE 初期デニムラインではウエアハウスが生産協力を担当。
さらにBEAMSとのコラボレーションでも、“現代に着るヴィンテージ”というテーマで評価を高めています。
■ スプリットバック(T-BACK)という象徴的意匠
本作Lot DD-2001は、リーバイス506XX(1st)をモチーフにしたモデル。
特筆すべきは、オリジナルでは特大サイズのみに採用されていたスプリットバック(Tバック)構造を、すべてのサイズに落とし込んでいる点です。
旧式シャトル織機ゆえの生地幅の制限が生んだ“偶然の造形美”──
その不完全性を「美」と捉え、縫製テンションや糸番手・運針まで、当時の仕様を丹念に再現しています。
■ 13.5oz 米綿3州ブレンド──素材が語るリアリティ
生地は7番×7番(13.5oz)米綿3州ブレンド。
アメリカ南部3州のコットンを独自配合し、油分を残したザラつき・ムラ感まで当時のデニムを再現。
シャトル織機らしいテンションの緩さが、着込みによるタテ落ちのうねりを美しく育てます。
新品では硬い表情ですが、着込み・洗いを繰り返すことで深いアタリと立体的な色落ちが生まれる──
まさに**「時間を纏うための服」**として設計されています。
■ ディテール
■ サイズ・採寸(素人採寸のため誤差ご容赦ください)
-
肩幅:46cm
-
身幅:56cm
-
袖丈:60cm
-
着丈:60cm
(サイズ表記:40)
ゆうパケット匿名配送送料無料です。
他にもヴィンテージや現行古着を多数出品しております。
迅速に発送いたしますので、ぜひこの機会にご検討ください。
よろしくお願い致します。
(2025年 11月 11日 22時 20分 追加)W-23780