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状態…平成2年11月初版。天・小口シミ。通常読む分には差し支えありません。
紹介…SADDAM HUSSIN AND THE CRISIS IN THE GULF by Judith Miller and Laurie Mylroie
原題は「サダム・フセインと湾岸危機」。ちょうど1990年の8月にイラクのクウェート侵攻があり、その直後に緊急出版されたものです。
ご存知の通り、翌1991年1月に湾岸戦争に発展します。
その後、「大量破壊兵器」とやらがあるはずだ!という因縁をつけられて、フセイン体制は崩壊します。
しかし大義名分のないアメリカの侵攻が、現在のイスラム国へと繋がるような、中東の火種になってしまったわけなんですね。
フセインが独裁者であったことは間違いありませんが、一方で様々な民族やイスラム宗派をまとめていた「ひとつの秩序」であったことも事実です。
その秩序を破壊してしまえば、すぐに中東は新自由主義に基づく市場になる…と極めて甘い見通しで戦争を始めてしまった人々こそ、まさしく戦犯。混乱の原因を作った死の使者というべきでしょう。
「テロとの戦い」云々の前にイラク戦争を総括し、本当の戦犯を糾弾して責任をとらせるべき…と出品者は思うわけですが、「大量破壊兵器がないことを証明できなかったフセインが悪い」などとアメリカのご機嫌取りをしていたヒトが首相になっている現在では、そういうことを言うだけで「サヨク」などと呼ばれてしまいます。
まぁ、ここでそんなことを書いても仕方ありませんが…。
今となっては時代遅れ感アリアリのこの本ですが、第一次世界大戦からフセイン登場までのイラク現代史をおさらいできる、ある意味役に立つ参考文献です。
いや、何と言っても注目は、公金でピザを食べに行って都知事を辞めた舛添要一(意外なことにこのセコイ人が、「首相にしたい人ナンバーワン」に選ばれていた!)が訳していること。
そして現在ではアチラ系の御用出版社になってしまった飛鳥新社の刊行であること(あの大ベストセラー?「磯野家の謎」で出版社として大ブレイクする二年前…)でしょうか。
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