25.3×16.6㎝
【題箋】墨書き『歌俳百人撰 上下』
【内容】京都大学貴重資料デジタルアーカイブの「歌諧連名(目録)」
を【画像2・3】にして、掲げた。
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上 全55丁?(袋部分の切れが酷く、間違いがあるかも)
序 一丁表
第壱 大御所吉宗公 2丁表
第二 松永貞徳翁 3丁裏
第三 證明院学? 4丁表
増子女王(ますこじょおう、正徳元(1711)年10月19日~享保18(1733)年10月3日は、江戸幕府第9代将軍・徳川家重の将軍世子時代の御簾中(正室)。伏見宮邦永親王の第四王女。幼称は比宮(なみのみや)。院号は證明院
第四 芭蕉翁桃青 5丁裏
以下略
第四拾八 蓮之 五色墨の一人 55丁裏
江戸時代中期の俳諧集。白兎園 (中川) 宗瑞 (1685~1744) 編。1冊。享保 16 (31) 年刊。長水,蓮之,咫尺 (しせき) ,素丸,宗瑞の5人の連句集
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下 全58丁?(袋部分の切れが酷く、間違いがあるかも)
第四拾九 徂徠物茂卿(荻生徂徠) 1丁表
以下略
第百 浅茅が原■?
当時ちまたを賑わせていた「 安達ヶ原の鬼婆」とは関係なさそうだが、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの目録には「本田某」とある。
【因みに】【画像10】は上下の冒頭と末尾に「花川戸三半」の判である。上段の「花川戸」は江戸の地名。下段の「三半」は屋号かも知れない。自分の持ち物であることを示すために、本の上部や決まった頁に「はんこ」を押すことに似ているかも知れない。
【刊期等】不明
【参考】 柳下亭種員 [撰] ; [一陽斎豊国] [画]の『新編歌俳百人撰』(嘉永2[1849]序)があるが、「新編」とあるように新たに編まれたもののようではある。が、出品本とは全く別物のような感がする。
肖像画付の句を半丁に載せ、他を種々雑多な知識を絵図と文言で説明し網羅した「往来物」のような体裁をしている。
※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。
※梱包材の再利用に努めています。ご理解下さい。