商品をご覧頂きまして、ありがとうございます。
お送りする苗木の品種と数量はヤムヒル3本、ジェファーソン1本、ノッテンガムフルーフェ1本の計3品種5本になります。
ヤムヒルは昨年の春(2024年)にヘーゼルナッツ畑の木の周囲で発芽したものを別の畑に移植し育てた実生苗、ジェファーソンは今年の7月に株分けした株分け苗、ノッテンガムフルーフェは今年の7月に取り木を行い発根させた取り木苗になります。
この夏の尋常ではない暑さにも耐えて育ってくれましたが葉の虫食いや枯れ込み、汚れが多々見られます。
これからの季節は気温の低下と共に葉は枯れて落葉し枯れ木のようになりますので来季以降の成長に期待して下さい。
ところで、果樹は種子から育った木は親木の特性を受け継がない可能性が高いそうなのでヘーゼルナッツもどのような特性を持った木に育つかは不明な点が多いです。逆にそこが面白いところでもありますが。自分だけのオリジナル品種として観察しながら気長に育てて見て下さい。何か面白い発見があるかもしれません。
ヘーゼルナッツの木はカバノキ科の落葉樹でかなりの耐寒性(−20℃程度)がありほぼ日本全国で地植えでの栽培が可能ですが、まだ栽培自体が珍しくなじみが薄いです。実はまるでドングリそっくりですがドングリよりはやや大きいです。ドングリとは全く異なる仲間です。
自家結実性があり1本でも結実は可能ですが、近くに異品種を植えることにより実付きが良くなります。また花粉の量で収穫量が決まります。落葉樹ですので冬の時期は落葉し枯れ木のようになりますが春(4〜5月)には芽吹きます。
育てて見て分かりましたがヤムヒルは樹勢が強く、かなりたくさんの雄花・雌花が咲きます。花粉の量はかなり多く、スギ花粉のような黄色く微細な花粉をたくさん飛ばします。そのため受粉樹としても最適です。
送料を出来るだけ抑えるため、発送直前まで根を水に浸し吸水させておき根を湿らせた新聞紙で包みビニール袋に入れ湿潤状態で梱包してリサイクルダンボールで発送させて頂きます。
苗木は5本まとめてコンパクトにしますが品種は識別してお送りいたします。
また、現在休眠期に向かいつつあり落葉が進んでおります。発送時及びお手元に届く頃には写真の姿とはだいぶ変わってしまうものと思われます。ご了承くださりますようお願いいたします。
お受け取り後は水を張ったバケツなどに入れ半日程度は吸水させてから地植えまたは鉢植えにされますようお願いいたします。
おまけとしまして、この秋に採れました堅果(サカジャウエア)約100gをお付けいたします。よろしければご賞味下さい。
ヘーゼルナッツは栄養価が高く、貯蔵性にもとても優れチョコレートとの相性は抜群です。
殻を割り中身を取り出してフライパンなどで炒って頂くと香ばしい風味が楽しめると思います。
国産ナッツとしてお菓子作りにもご利用下さい。
果樹栽培にご理解のある方の入札をお願いいたします。