コーラルのカジュアルなブックシェルフ型スピーカー「4B-1AV」です。
以下の整備を施しています。
・ コネクターユニットの交換
・ 配線の引換え
・ スピーカーエッジの張替え
・ 前面ネットの塗装
・ 吸音材の追加
背面のコネクターを、バナナプラグ対応のバインディングポストに換装しています。(写真9枚目下)
金属製キャップのポストを、ベースとなる天然木チーク板材に取り付けています。
内部のケーブルは、JVC製OFCスピーカーケーブルで引き換えています。
接続はソルダーレス仕様です。
スピーカーエッジを、柔らかめのゴム製で張り替えています。(写真9枚目上)
前面のパンチングメタルは、つや消しのブラックで再塗装しています。
キャビネット内部に吸音材としてフェルトシートを貼っています。
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キャビネットの外装は、片方の後方角部に打痕があります。(写真6枚目)
そのほか、表層に薄い擦り傷があります。
目視ではわかりづらいですが、前面のパンチングメタルにわずかに歪みがあります。
大音量を出音すると、300Hz付近から800Hzにかけて若干の共振(ビビり)が出現します。通常のリスニングには影響ない程度のものです。
ドライバーの金属製フランジ部は、研磨して錆と汚れを落としてあります。
背面のチーク板材はつや消しブラックで塗装、接着してあります。
底部のフェルト製パッドは、新しいものに貼り替えてあります。(写真8枚目)
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防磁設計の10cm径フルレンジドライバー1基を搭載したバスレフ型スピーカーです。
カジュアル路線とはいえ、スピーカー製造専業のコーラルですので、大径マグネットを抱えた硬派なドライバーが積まれています。
音は、密度の高い充実した中音域を放ちます。小さくてもコーラルサウンドは健在。
バスレフポートは低音増幅というよりは、中音のヌケ感や箱鳴りの調整を主としているような印象です。
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主な定格
・ 寸法:W145 x H195 x D153 mm
・ 重量:2.1kg
・ 再生周波数帯域:90Hz~20kHz
・ インピーダンス:8Ω
・ プログラムソース入力:50W
・ 瞬時最大入力:100W
・ 出力Lv:90dB/W/m