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今井永武の名品です。
正真の特別保存刀装具鑑定書が付いています。
頭に虎の図、縁に豹の図が精巧に施された作品です。
上質できめ細やかな赤銅地に虎と豹の図が見事に肉上げされた高彫象嵌色絵の縁頭です。
重要刀装具になる可能性を秘めた逸品です。

今井永武は、後藤一乗の門下としての技術を受け継ぎながらも、独自の美意識を持ち、多くの優れた作品を残しました。
その功績は、装剣金工の歴史において重要な位置を占めています。

今井永武は赤銅に色金を多用し草花などの図柄を高彫りする技法を得意としました。
永武の作品には秋草図や蜻蛉図などの自然をモチーフにしたものが多く見られます。
京都国立博物館には彼の銘が入った秋草図の二所物や蜻蛉図の小柄が所蔵されており、英国の大英博物館などにも作品が所蔵されており、彼の技術と芸術性が国際的にも認められています 。

また、永武は歌人としても活動しており、太田垣蓮月と同じ歌会に属していたと伝えられています。
彼の短冊や書は現在も一部が伝わっており、芸術的な価値だけでなく文化的な側面からも注目されています 。

永武の作品は現在も骨董市場で高い評価を受けており、その繊細な彫金技術と美的感覚は、現代においても多くの人々を魅了し続けています 。

頭サイズ
縦　34.0mm
横　17.0mm
厚み　8.9mm
重量　15.6g

縁サイズ
縦　38.3mm
横　23.1mm
厚み　11.3mm
茎径　25.5mm*7.1mm